このページは、IMSLPに正しい文体で投稿していただくための公的な指針です。これはモデレーターと管理者、ならびにIMSLPをメンテナンスするめの助けを必要とするすべての人を対象としています。ファイルを投稿する人にとっても、とても助けになります。
Contents |
IMSLPが拡大し続けていることをみると (オーケストラのパート譜の新しいセットが追加されています)、新しい資源が加えられるときに、一群の基本的な指針に従うようにするのは、とりわけ重要です。ここに述べる標準はそれぞれの作品 (または書籍) のために作られた作品ページの内容と構成について合意されています。作品ページには一連の見出しとファイル説明を含んでいます。
すべてのページの情報は同じ基本的な順序が提案されます。
重要な注意:
見出しは以下に詳しく説明します。
(フルスコア)
この見出しの下に、作品のオリジナルの楽譜に関するファイルをすべて置きます (オーケストラであろうと、ピアノであろうと、その他の編成であろうと)。これは、ページの下の方の「基本情報」のセクションと密接に結びつきます。ここには、編曲は、他者によるものはもちろん、作曲家本人によるものも含めません。
もし、オリジナルが一人の演奏者のために書かれたものであったら、フルスコアの見出しは「Piano Scores」(ピアノ楽譜)、「Organ Scores」(オルガン楽譜) 等のように変えて構いません。
これに伴ってオーケストレーションがあったとしても、それは「Arrangements and Transcriptions」(編曲) の項目に書いてください。
編集の日付順に並べてください。ですから、最初の出版が一番上になります。
もし曲の一部だけのフルスコアがあったら、それは小見出し (ウィキで====と====で挟まれる第4レベルの見出し) を追加できます。
もし、このカテゴリーに全曲のフルスコアしかないのなら、上記の小見出しは必要ありません。
オペラやバレエの演奏会用組曲が出版されている場合には、組曲用に別の作品ページを作成する必要があるかも知れません。特に、もし組曲の中のいくつかの曲が、オリジナル作品の曲と違っている場合には (チャイコフスキーの3つのバレエ組曲の場合のように)
もし、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」のように、演奏会での演奏のために単一の曲が抜き出されて楽譜となっている場合には、「Arrangements and Transcriptons」(編曲) の下に置くのが適当でしょう。
時々、リムスキーコルサコフによって完成されたムソルグスキーの作品のように、他の作曲家によって完成されたバージョンが、定評のあるものとなっている作品があります。そして時々、例えばチャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」のように、作曲者が同じ作品を異なる編成で出版しています。このような場合の規則は、
作曲者がもともとより小さな編成で作られた作品全体を、引きつづきオーケストレーションした場合、オリジナルと管弦楽をそれぞれ「第1バージョン」と「第2バージョン」と考えるといいでしょう。このアプローチの例は、ドヴォルザークのスラブ舞曲のページにあります。
しかし、異なるバージョンのための見出しは控えめに使うことが強く推奨されていますから、これらは通常のルールの特別な例外と考えるべきです。もし迷ったら、そのままにして、その作品のノートページでアドバイスを探してください。
(パート譜)
この見出しは、フルスコアから分割されたパート譜をすべて含みます。これはスコア順に並べてください。典型的にはピコロから始めてコントラバスで終わります。ただし、協奏曲で独奏楽器がある場合には例外で、これは一番上に並べてください。
もしパート譜のセットがいくつかあったら、出版の日付の順に並べてください。つまり、最初の出版が一番上に来ます。
室内楽曲で、パート譜と総譜がセットで一緒に出版されている場合は、パート譜は総譜のすぐ下に直接並べてください。小見出しで分ける必要はありません。
(ヴォーカルスコア)
この見出しはオペラ、カンタータ、ミサ、声楽やいくつかの付随音楽などの、オーケストラの両方が含まれている作品でのみ必要となります。ヴォーカルスコアは私たちは、声楽にオーケストラパートのピアノ編曲を伴ったものとして定義しています。これは国際図書館カタログでの使用のために合意された用語として考えられていています。その他の言い方 (「ヴォーカルピアノスコア、ピアノヴォーカルスコア、コラールスコアといったような) は使わないでください。
もし曲の一部だけのヴォーカルスコアがあったら、それは小見出し (ウィキで====と====で挟まれる第4レベルの見出し) を追加できます。
もし、このカテゴリーに全曲のヴォーカルスコアしかないのなら、上記の小見出しは必要ありません。
歌詞の言語を表記したい場合には、第5レベルの見出しを使ってください。例えば、
(編曲)
原曲の見出しには入れられない編曲はこの見出しにはいります。オーケストラのピアノ編曲はもちろん、作曲家自身によるあとからのオーケストレーションやピアノ編曲も、ここに含まれます。
全曲の一部の編曲である場合には、小見出し (ウィキで====と====で挟まれる第4レベルの見出し) を追加できます。
上記の小見出しは
もし、このカテゴリーに全曲の編曲しかないのなら、上記の小見出しは必要ありません。
編曲は、大きな編成のものから小さな編成のものから並べてください (つまり、オーケストラ編曲が最初で、ピアノバージョンが最後)。例えば、
これらの記述は小小見出し (ウィキで=====と=====で囲む第5レベルの見出し) を使ってください。各ページの最初で目次に表示されて簡単に見つけることができるようになります。(第4レベルの見出し (====) は、上に書いたように、全曲と曲の一部の違いに使われます。)
楽器名 (「Piano」) や合奏形態名 (「Orchestra」、「Quartet」) は、見出しでは大文字で始めてください。それ以外の単語は (「solo」、「with」) は小文字で始めてください。「Piano Duet」は紛らわしいので使わないでください。かわりに「For Piano 4 hands」、「For 2 Pianos, 4 hands」、「For 2 Pianos, 8 hands」を使ってください。
小見出しは、「For」(-のための) で始めて、編曲者の姓で終わります。例えば、
註: 声楽または独奏楽器がピアノまたはオーケストラの伴奏を伴う場合には、「with Piano」(ピアノ伴奏) または「with Orchestra」(オーケストラ伴奏) のようにしてください。楽器が同じくらい注目される場合には、「and」でつないでください。(例えば、「For Flute and Clarinet」(フルートとクラリネットのための))
ファイルの説明には「Editor」(編集者) の項目に編曲者のフルネームを含め、「Misc. Comments」(備考) 欄には (すぐに明白でない場合には) 正確な楽器編成を入れるようにします。もし編曲者が不明であったら、見出しに()はいらないでしょう。
もし同じ編成の編曲が複数ある場合には、編曲者の姓のアルファベット順 (不明は最後) で並べてください。同じ順位になりそうなら、ふつうのスコア順です。
編曲がオーケストラ用で、パート譜があったら、パート譜は小見出しなしでオーケストラ編曲のすぐ下に並べてください。
編曲の構成がもう原曲の構成と似ていない場合、そして「幻想曲」「混成曲」「抜粋」「変奏曲」などのように名前が付け加わっていたら、この編曲をした作曲家の作品ページに現れるのが当然でしょう。任意で参照リンクをこの扱いを受ける作品のページの、「Arrangements and Transcriptions」(編曲) の見出しの直後に加えてください。たとえば、
(書籍とリブレット)
書籍やリブレットの場合には、見出しは「Original Text」(原語) または「Translations」(翻訳) が必要なら使われます。たとえば、
この時点では、ページのいちばん上に現れる「Music Files」(楽譜ファイル) の見出しを変更する必要はありません。
ウィキ レベル 3 ("===") |
ウィキ レベル 4 ("====") |
ウィキ レベル 5 ("=====") | |
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用途 | 大見出し | 全曲、一部、バージョン | 編曲、翻訳 |
例 | Full Scores Parts Vocal Scores Arrangements and Transcriptions Translations |
Complete Work Original version Overture Duet (Act II, No.10) Chant sans paroles (No.3) Andante cantabile |
For Cello with Orchestra For Kazoo quintet For Piano 2 hands English text |
例の意味 | 総譜 パート譜 ヴォーカルスコア 編曲 翻訳 |
全曲 オリジナルバージョン 序曲 第2幕の二重唱 (No.10) 無言歌 (No.3) アンダンテ・カンタービレ |
チェロとオーケストラ伴奏 カズー四重奏 ピアノ2手のための 英語版 |
(ファイルの説明)
ファイルの説明は、それぞれの作品ページの色の付いた箱の中に表示されます。そしてページの一部として通常の方法で編集できます。大量の情報がファイルがアップロードされるときに自動的に生成されます。そして、ファイルをダウンロードするときに影響を与えるような文字を、変更したり削除したりしないようにしなければなりません。私たち自身が関わる必要のある部分は、「File Descriptions」(ファイルの説明) と「Misc. Notes」(備考) の部分です。それは次のように始まっています。
どのPDFファイルもそれぞれの説明を持ちます。普段ファイルをダウンロードするときにクリックする太い青い文字です。これはふつうファイルをアップロードする人が最初の項目で入力します。しかしあとでいつでも変更できます。
ファイルの説明の項目の唯一の目的は、このファイルが全曲のものなのか、一部だけのものなのかを見せると言うことです。たとえば、
これは、このファイルが全曲をカバーしていることを示します。これが管弦楽総譜なのか、編曲なのかと言ったことをここに示す必要はありません。なぜならそのような情報は、すでにページの見出しや小見出しでわかっているからです (上述)。
もし、全曲をカバーしていないのなら、ここに、部分やセクションの名前が入ります。
(備考)
最後のこの欄には、調や楽器編成などの異なるバージョンの間の違いを見分けるのに必要なさまざまな情報を入れることができます。
ここには、編曲の楽器編成の詳細を入れることができます。
それに加えて、この欄には、必要なら、スキャンや入力の方法を入れるように設計されています。異なるコメント同士の間には、改行 (<br>) を入れてください。なるべく具体的に書くようにしてください。
興味をもってもらえそうなさまざまな注釈をここに入れてかまいません